  ラーゴスのミサンガの露店のふたり
  
リスボンのオリエンテ駅から特急列車で3時間でファーロに到着する。
ファーロからローカル列車で1時間30分でラーゴスに到着する。
ファーロからバスでも2時間ほどでラーゴスに到着する。
ラーゴスは、今やもっとも気候に優れた滞在型リゾート地である。
周辺には、観光、スポーツ、イベント、おいしい料理など満載である。
ユーラシア大陸最西南端の町サグレスへ行く起点となる町でもある。
アルガルヴェ地方のかつての首都ラーゴスの歴史は古い。
紀元前から大西洋・地中海交易で栄え、文化の担い手がイスラム教徒に移った後も、
ヨーロッパとアフリカの接点としての役割を果たしてきた。
1434年、アフリカのポジャトール岬に到達したジル・エアネスが船出した町である。
エンリケは、多くの家臣、従者を抱えていた。
なかでも航海や戦闘にかかわる家臣が多かった。
小さな帆船を操って、未知のアフリカ沿岸を探索した。
未知の領域を発見して行ったのである。
地中海を出てきた船は、ここで大西洋の北と南に分かれる。
このあたりの港はたとえ小さくても、戦略上ででも、為政者が課税する上でも、
極めて重要な地点であった。
大西洋に面したメイア海岸の海水浴場、ラーゴス郊外の洞窟をまわるボートツアー、
そこから、カヤックで巡るカヤックツアー、ヨットハーバーのマリーナもある
ラーゴスは海の遊びには、絶好の立地の町である。
ミサンガの発祥地についてはポルトガル、ブラジル、グアテマラなど諸説ある。
17世紀頃、ポルトガルの「ポン・フィン」という教会で作られていた「フィタ」という名前のひもを結んだのがミサンガの始まりとされている。
フィタを編むときに、願いごとや叶えたいことを込めていたという。
そのフィタを教会関係者や村人たちは、手や足に結びお守りにした。
ポルトガル語で「ポン・フィン」は「美しい結末」や「良い終わり」という意味がある。
これが転じて、編んで身に着けたミサンガが自然に切れると願い事が叶う、という現在の思想に結び付いたと考えられる。
広場の露店にふたりがいた。
「ミサンガが売っているわ。」
「ミサンガってポルトガルが発祥らしいよ。」
「たくさんあって迷うわね。どれにしようかしら。」
「サッカー選手が好んで身につけたらしいよ。」
「かわいいのがいっぱいで迷わね。」
「若者やスポーツ選手に人気があるらしいよ。」
「ウンチクばっかりでなく、ちゃんと選んでよ。」
「僕はいらないよ。」
「なんでよ。」
「君といるだけで願い事が叶っているからさ。」
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